- 違うね!・・・死ぬのはぼくの能力を見るおまえの方だな
- この……ド低能がァーーッ
など数々の名言を残してきたフーゴですが、離脱してからのその後はどうなったのでしょうか?
ジョジョ5部原作のフーゴ
引用元:ジョジョの奇妙な冒険Parte5
原作での活躍
ジョジョ5部の5人の主要メンバーの1人でもあるパンナコッタ・フーゴ。
しかし彼は物語中盤でチームを離反、その後1回も登場する事なく原作は終わります。
フーゴの活躍はそのスタンド能力の扱いづらさから、スタンドの「パープルヘイズ」を出したのはポンペイの「マン・イン・ザ・ミラー」戦での僅か1回という敵キャラ並に出番の少ない立ち位置でした。(そもそも能力的にチーム戦に向いていないですもんね)
組織への恐怖からチームを離反
そして物語中盤、ボスに与えられた任務を完了するためボスの娘トリッシュをブチャラティが受け渡す際に、自分の保身のために娘を殺すというボスの非道な行いに納得出来ず、組織に対してブチャラティは反逆をします。
その際に他のフーゴ以外のメンバーはみんなブチャラティを支持し共に打倒ボスの為に組織を抜けますが、フーゴだけは「組織なしでは生きられない」と言いチームから離反、組織に残る事を決めました。
フーゴのその後は恥知らずのパープルヘイズ
物語はそのままフーゴの出番が無いまま終わってしまいますが、実はフーゴのその後を描いた作品「恥知らずのパープルヘイズ」という小説が発売されています。
こちらは映像化されていないのでフーゴファンの方は是非読んでみてください。
チーム離反後はバーでピアノを弾いていた?
「恥知らずのパープルヘイズ」の舞台は、ジョルノがボスディアブロを倒し新たなボスとなった後のお話です。
チームから離反したフーゴはその後半年ほどバーでピアノを演奏して生活してたようです。元々名家の出で育ちも良いのでピアノも弾けるのも当然ですね。
しかし組織のボスがジョルノになり組織の指揮図が変わったことにより裏切り者扱いとなってしまったフーゴは、組織に見つかり副長を務めているミスタの元へ連れて行かれ、そこでフーゴは組織への裏切り者では無いことの証明と忠誠の為にある任務を命令されます。
フーゴは新チームで組織に忠誠を誓うために新しい任務へ
フーゴ同様現組織の危険人物として元ボスディアブロの親衛隊のシーラE、情報チームのカンノーロ・ムーロロの3人で新チームを組まされたフーゴは今となってはいらなくなった麻薬チームの始末を命じられます。
フーゴはこの任務をチームでなんとかクリアし見事組織の信頼を勝ち取り、最後にはジョルノに忠誠を誓い無事、組織に戻ることができました。
実は殺されかけていた。
この小説ではジョルノがフーゴの始末も考えていたことも話されています。
正直フーゴのスタンドパープルヘイズは能力が極悪すぎるので、裏切られたらヤバいので消してしまった方が楽ですからね。
だが「恥知らずのパープルヘイズ」ではその能力も進化していて少し扱いやすくなっていたのです。
小説版でのパープルヘイズ
引用元:ジョジョの奇妙な冒険 Parte5
パープルヘイズは拳の部分に強力なウィルスをカプセルの中に仕込んでいて、そのカプセルが割れるとウィルスが撒き散らされ敵味方関係なく腐らせ殺してしまうという恐ろしい能力の持ち主。
有効射程が5m程度と短いもののウィルスに感染したらほぼ間違いなく死ぬ強力な能力だったのですが、「恥知らずのパープルヘイズ」ではなんとそのスタンドも進化している様です。
パープルへイズ・ディストーション
「恥知らずのパープルヘイズ」ではフーゴのスタンド、パープルヘイズの進化版パープルヘイズ・ディストーションが登場します。
実際ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムやエコーズの様な見た目にも大きな変化があるわけではなく能力が少し変わっているだけです。変わったところは新たにウィルス同士の共食いという能力が追加されています。これはフーゴの精神的な成長によりスタンドも進化したということです。
またウィルス同士の共食いを利用してウィルスを大量にばら撒くとウィルスの効果を弱めることができ、逆に少量なら共食いが発動せず効果を強くすることができる様になったので、ある程度調整が効く様になりました。
ただウィルス自体の凶暴性は増していて、原作では感染後30秒で死んでしまっていたのがこのパープルヘイズ・ディストーションでは感染後瞬時に死にいたらしめるまでに強化されています。
実は離脱した後にフーゴは裏切り者として出番があった?
余談ですが物語中盤で離脱したフーゴですが実は後半でジョルノ達の敵として出る予定だったのではという説もあります。
何故途中離脱してしまったのか?
途中離脱した理由としてこんなものがあります。
- 能力が強すぎるから
- 能力の使い所が難しかったから
- 後半で敵として裏切り者で出すため
などいろいろありますが、「後半で敵として裏切り者で出てくる」がかなりエグいです。
チョコラータは実はフーゴだった⁉︎
裏切り者説で濃厚だったのがチョコラータを実はフーゴで出す予定だったというもの。確かに2人ともウィルスと細菌と似たような能力を持っています。
チョコラータのスタンドグリーン・デイは感染者が現在より低い場所に移動すると、カビが侵食し腐敗させ死にいたらしめるという能力。パープルヘイズは感染したら30秒で死んでしまうので殺傷能力は圧倒的にパープルヘイズが上。
しかし有効射程ではグリーン・デイの方が遥かに上なので、どちらも凶悪であることには変わりありません。
まとめ
実際パープルヘイズは成長性Bとまだ伸び代があったのでもし敵として出てきていたら、狂気に陥ったフーゴがウィルスを撒き散らす能力を得ていたなんてこともあり得たかもしれませんね。
これらはあくまでファンの中で広まった噂であるので本当のところはわかりません。ただ物語中盤で離脱してしまったフーゴの活躍があったことはフーゴファンとして嬉しいことですので詳しく知りたい方は「恥知らずのパープルヘイズ」を読んでみてください。