姫山の遺書によってクラスメイトがつぎつぎと本性がでてきて、目が離せない展開になってきていますね。
- 親友の御門がどんな顔を隠しているのか…?
- 序列が本当は序列ではなかったと知ったD組はどうなるのか?
今回はそんな「遺書、公開」5巻のネタバレです。
「遺書、公開。」5巻の表紙とあらすじ
引用元:遺書、公開。
遺書、公開。5巻の表紙は栗原瑞樹です。相変わらず可愛いですね。
5巻の発売日は2020年1月22日で、2-Dの序列の作成者が廿日市と判明し、さらに本当は序列などではなかったと話します。
御門は姫山は序列によって自殺をしてしまったと、廿日市を非難しますが、栗原は姫山の親友だからこそ御門にしか知らないことがあるのではと疑念をぶつけたのでした。
姫山の親友である御門凛奈が遺書を公開
御門はよく姫山に一番の親友と言っていましたが、遺書公開がはじまってから御門の口から姫山の核心の話は出てきていません。
栗原は二人は本当は親友ではないのではと疑念を抱いており、このままでは姫山の意思も分からないので沖が御門に遺書を公開させます。
しかし遺書の内容は「凛奈は私の…一番の親友だったよ」と姫山の御門への思いが綴られていました。
御門は一番の親友だからこそむやみやたらに姫山のことを話したりしないと栗原に言い放ちましたが、千蔭が親友への遺書にしては漠然的すぎる点を指摘します。
御門は「どれだけ他人に文句つければ気が済むわけ?」と反論し、千蔭に遺書を公開させようとするが、千蔭は拒否。
模倣された遺書
千蔭を待ってもラチがあかないと先を進めようとすると、相畑が御門に遺書の内容が『花カレ』という姫山の好きな漫画の引用だと伝えます。
さらにその漫画の引用部分が自分を騙していた親友に別れを告げるシーンでした。
御門自身も忘れていた姫山に対する本心
御門は『花カレ』を姫山に貸してもらったはずなのに遺書の内容がその引用だと気づきませんでした。
御門は姫山に貸してもらった漫画を読んでおらず、そんな御門に対し「お前こそ親友だなんて思ってなかったんじゃないのか?」と赤崎に問われます。
続いて廿日市が1年の時御門と姫山はあまり接点がなかったことを指摘。
そう御門と姫山は1年のとき部活でダブルスを組む以外関わっておらず、さらに御門は姫山とダブルスを組むことを嫌がり、同じテニス部の子に姫山の悪口を話しているのを名取は聞いていました。
引用元:遺書、公開。
御門に対して皆が疑念を持ちはじめ、そして御門は思い出したかのように、「私椿のこと大っ嫌いだったんだ…」と。
御門凛奈の隠された一面
1年生のテニス部で御門は姫山と初めて話した時から嫌悪感を抱いており、姫山は人の悪口を言わず、空気が読めて明るく優しい本物のいい子で、御門にとってそんな姫山をみていると自分の心が汚れているように見えて嫌でした。
御門とは対照的な存在
2年生になって姫山が2-D序列1位の発表を見て、御門は姫山に対しさらに憎らしく思っていました。
そして序列を見たクラスメイトに姫山について聞かれたが、いつものように姫山に対していつものように悪口を言ったらクラスメイトはいい顔をせず、御門は姫山に対しての序列の順位の差を身をもって感じ、劣等感を払拭したく序列1位の親友というポジションという優越感を得るため姫山に近づきます。
御門は親友の演技になれすぎて今までそのことを忘れていたのですが、「その遺書以外で御門は姫山さんに自分の親友と一度でも言われたことあるの?」と千蔭に言われ、御門は思い返すと姫山は一度も親友と言われたことがなかったのです。
御門は姫山の遺書を「ほんとむかつく」と言い破り捨てます。
そして御門は今までの遺書でクラスメイト達の本性を晒すことをした姫山が、どんな理由で死んだのか知りたいと御門は次の遺書公開に笹井を指名。
姫山椿の人格は本物なのか
御門は笹井が姫山のことを不自然に避けていたのを知っていたので、その理由を知るために遺書公開させます。
遺書からは姫山自身も笹井に避けられている理由は知らなかったことが分かり、笹井も理由を誤魔化そうとしますが御門にさらに問いただされ、
そして笹井は「姫山さんのことが気持ち悪かったんだ…」と話します。
笹井は姫山の表情から含みがあり、裏があるように感じ気持ち悪いと思っていました。
模範的でつくられたかのような人格
笹井の話にクラスがざわつく中、御門はさらに名取を遺書公開に指名。
名取は姫山に「本心で喋ってる?」と聞いたことがあり、その理由を話すために名取が遺書の公開をはじめます。
名取は人と話すときに相手の反応を予想し反応を確かめていて、ほとんどの人は予想もつかない返しや行動をするのに姫山は模範解答のようなつくられた返ししかしなかったのです。
その予想通りにしか返さない姫山をみて人格自体がつくられたものではないかと名取は話しました。
姫山が遺書を出した目的
公開の時間が迫ってきて、最後は砂岡が公開を名乗り出ます。
遺書の内容は体育祭の話でした。
クラスメイトたちから1位としての期待
砂岡は体育祭のときに姫山の前で序列1位のプレッシャーを与えるような発言をしてしまいました。
砂岡は自分も姫山に1位の枷をつけるようなことをしてしまったと話し、クラス中に様々な憶測が流れ、この日のホームルームは終了。
屋上で池永、廿日市、名取、山根は姫山についてのいつもの会議をはじめます。
姫山の自殺は以前は1位のプレッシャー説が問われていましたが、姫山はクラスメイト達に姫山の自殺についてを考えさせることが目的なのではいかと廿日市は言いました。
廿日市の発言通りクラスメイトたちは序列、遺書公開についてそれぞれ悩ませていて、
そんな中2-Dに横山から姫山の自殺の理由がわかったとの内容がメール届くのです。
誰もが憧れる序列1位の存在
横山はクラスメイトに「自殺の理由はわかったんだが…結局のところはわかっていない」と言います。
今まで多くの遺書を公開してきたが進展はせず、横山は観点を変え、姫山の遺書ではなく姫山自身について考えました。
クラスメイトからの憧れの存在
横山は名取の話からなぜ人格をつくる必要があるか、そして序列1位が自殺したという点から、姫山は自殺願望があったのではと問いだすのです。
引用元:遺書、公開。
姫山は自分自身を輝かせるために人格を偽り、遺書をパフォーマンスとして使い序列1位という肩書のまま死にたかったのではと…ならば自殺の理由はD組ではないと横山は話します。
しかし千蔭が横山の話は姫山の自殺に対して逃げているだけと吐き捨て、それを証明すると千蔭は次の遺書を公開を名乗り出ました。
ここで5巻が終了です。
まとめ
- 御門は姫山のことを親友とは思ってなかった。
- 姫山の人格自体偽物かもしれない。
5巻もだいぶ濃い内容で読めば読むほど姫山がわからなくなり、先がとても気になります。
このままではクラスメイトたちは人間不信になってしまいそうですね。他のクラスメイトはどんな本性を隠しているのでしょうか?
そして次巻はついに千蔭の遺書公開!6巻の発売が楽しみです。