ジョジョの奇妙な冒険黄金の風、その物語に出てくるグイード・ミスタとトリッシュ・ウナ。
この二人は物語後半で非常に仲良くなっており、ファンの間ではその後2人は出来ているのではないか?と話題にされておりましたが実際にはどうなのでしょうか?
そんな2人はどんな人物なのか?
そして物語中の2人の関係性とその後はどうなったのかを解説します。
グイード・ミスタとは
引用元:ジョジョ5部
グイード・ミスタはブチャラティ達と同じトリッシュ護衛の任務についたメンバーの一人、18歳。
拳銃使いとして数々の敵を葬っていく彼は先陣を切っていくことが 多くある。
そんなミスタの性格やスタンド能力について説明します。
ミスタの性格・スタンド能力
ミスタの性格は楽観的で真っ直ぐでありとても明るい性格をしており、新入りとして入ってきたジョルノ・ジョバーナともすぐに打ち解けていて、そのお気楽な性格から冗談なども良く言うボケ担当であり、結構貧乏くじを引くこともあるが最後まで生き残る強運の持ち主でもある。
スタンドはセックス・ピストルズ、打った弾丸に乗り込みそのまま途中で蹴るなどして、弾丸の軌道を自由に変えることができる、弾丸操作を専門としたスタンド。
基本的に弾丸操作以外には能力がなくパワーも弱い。
攻撃するのはあくまで弾丸であるためスタンド自体には破壊力はないと思われる。
ピストルズはNo1〜No7までいるが、全部で6人とNo4は存在せず、一人ずつに意思があり勝手に行動したりして、結構我儘でうるさい。
ミスタいわく、4は不吉な数字で昔っから4に関わるといいことがなかったというジンクスからかNo4は存在しない。
ミスタの作中での活躍
作中では拳銃使いという事から主に狙撃要員として活躍していたが、弾丸自体はスタンド能力ではなく実物なので近距離パワー型のスタンドとの戦いにおいてよく弾丸を弾かれてしまっている。
ミスタの最大の見せ場でもあるのはギアッチョ戦での覚悟を決めた決死の突撃。
ギアッチョのホワイト・アルバムにより窮地に陥ったジョルノとミスタであったが、ジョルノの自分を犠牲にした行動と発言に、覚悟が決まり自ら弾丸を受けながらギアッチョを折れた鉄柱の角に押し込み首に突き刺すところまで追い込み、最後はその隙に復帰したジョルノの無駄無駄ラッシュで倒すことができた。
トリッシュ・ウナとは
トリッシュ・ウナは5部の中では唯一と言っていい女性キャラで、15歳でジョルノと同じブチャラティ達の中では最年少。
容姿も綺麗でスタイルも抜群な彼女だが、その正体は組織、パッショーネのボス、ディアボロの実の娘であり組織の裏切り者達から命を狙われる立場である。
しかし、ボスの真の目的は「自分の安定を脅かす血の繋がりのあるトリッシュを自らの手で殺す」という事であり、その為にブチャラティ達に護衛させ、自分の所まで連れて来させるように指示。
その後ボスが自分の事を殺そうとしている事を知ったトリッシは、そのボスの正体を突き止め倒すためにブチャラティ達と共に戦うのであった。
トリッシュの性格・スタンド能力
引用元:ジョジョ5部単行本
性格に関しては初登場の段階ではお嬢様気質で高飛車な感じ、あまり話しはしないが強気な性格であったが、自分が何故命を狙われているのかという疑問から少しずつ不安の色を見せていく。
そして自分のスタンド能力の目覚め始めにも怯えを感じていたがボスの真の目的を知ってからは覚悟が決まったのか意思の強さを見せつけ自らボス打倒の為にブチャラティ達と共に行動する。
スタンド能力は物語後半に発現、スパイス・ガールという触れたものを柔らかくする能力を持つスタンド。
ミスタと同じくスタンド自体が話す珍しいスタンド、しかしこちらは近距離パワー型で接近戦でその真価を発揮する。
トリッシュの作中での活躍
スタンド能力に目覚めたのが物語後半である為あまり活躍の場は多くないがスタンド能力は強力で、彼女無しでは倒すことの出来なかったノトーリアス・B・I・Gなど強力な敵を倒すことに成功。
本体が死ぬことで発動するノトーリアス・B・I・G戦がトリッシュのスタンドの初登場であり一番の活躍の場である。
本体が死んでいて倒すことが不可能なうえ、動きの速い物をそれ以上のスピードで追尾、攻撃する超強力なスタンド相手に早々に、ジョルノ、ナランチャ、ミスタが戦闘不能になってしまう。
しかしこのスタンドをトリッシュのスパイス・ガールの能力で海に落とし無力化に成功、トリッシュがいなければチームは全滅していただろう。
ミスタとトリッシュ2人の作中での関係
そんなミスタとトリッシュだがお互いの関係性はどういった物なのだったのだろうか。
ボスの娘に手を出す禁断の恋の中だったのか作中の絡みなどを確認してみよう。
ミスタとトリッシュの2人は基本的にそんなに絡みはない
実はこの2人物語後半の最後の戦いまでほとんどまともに会話をしていません。
それもそのはずで、ブチャラティがボスを裏切るまではミスタからすれば、護衛対象であり組織のボスの娘に粗相をしよう物なら殺されてもおかしくないので会話すらまともにしていない。
しかしトリッシュ自身はブチャラティやナランチャとはよく話をしているので、本人は自分の立場をそんなに気にしていないようだ。
特にブチャラティに対しては何か特別な感情を抱いているようなシーンもあるので、どちらかと言うとブチャラティとの方が心を許しているように感じる。
ミスタとトリッシュは物語後半で身体が入れ替わった事で仲良くなる
2人が仲良くなったのは最後のボスとの戦いの時、矢の力で暴走したポルナレフのスタンドシルバー・チャリオッツ・レクイエムの能力によりミスタとトリッシュの魂と身体が入れ替わってしまう。
入れ替わってすぐはミスタの不潔さに拒絶反応を示しボロカスに言っているが元に戻った時は1度入れ替わっていたせいか、ミスタの匂いを「けっこう懐かしいなんて思ったりして」などと言っており二人の中はこの事件をきっかけに急激に近くなったように感じる。
しかし本編はそこで終わってしまいその後の2人の関係は語られていない。
トリッシュとミスタ2人のその後
実はジョジョ5部には続きがあり、本編から半年後を描いた作品「恥知らずのパープルヘイズ」と言うものがある。
こちらは途中でブチャラティのチームから離脱したパンナコッタ・フーゴが主人公の作品であり、彼が新しい組織のボスジョルノからの任務を遂行し、組織に返り咲くと言うストーリー。
話も組織の中の話なのでジョルノはもちろん、ミスタやトリッシュなど少しではありますが存在を確認できます。
果たしてミスタとトリッシュの関係に進展はあったのでしょうか?
ミスタはパッショーネのNo3
「恥知らずのパープルヘイズ」ではミスタは組織のNo3として幹部の地位にいます。
元ボスのディアボロを倒したのはジョルノであり、そのチームのメンバーであるミスタが組織のNo2なのではないかと思うが、No2はポルナレフである。
スタンド使いとしての先輩でもあるし、以前より打倒ボスの計画を練っていた人物でもあるのでこの順位は当然だ。(本人が納得しているのかは別であるが。)
この後日談での登場の機会は少なく、特に戦闘するところなどはなくフーゴにジョルノからの任務を伝えるだけだった。
トリッシュは歌手に
ではトリッシはというと、何と新人歌手としてCDデビューを果たしていました。
実際にミスタ達と一緒にいるところが描かれている訳ではなく、リストランテで流れるラジオ番組の中で彼女の歌が流されています。
その番組内でトリッシュはインタビューを受けている様子が描かれており、ミスタ達とはもう関係がないようだ。
トリッシュは表の世界へ、ミスタはそのまま裏世界のギャングとして、2人は交わることなく別々の道を歩んで行く事となる。
まとめ
本編後半での急接近によりその後は「結ばれているのではないか?」と憶測が飛び交っていましたが実際にはその後の2人の関係は進展を迎えることがなかったようです。
仮に結婚して子供などが生まれていたら間違いなくスタンド使いとして、その後のジョジョシリーズに出て来ていたかもしれませんね。