ジョジョ5部ナランチャ・ギルガの謎の最後!死亡した原因と名セリフ

ジョジョの奇妙な冒険5部で登場するナランチャ・ギルガは作中ではスタンド、エアロスミスを扱い数々の敵を打ち破っていきました。

基本的には頭が悪く、常識的なことがかけていたり、智略を巡らせたりするのが苦手な彼ですがミスタ同様チームのムードメーカー的な存在だった、そんなナランチャ・ギルガの最後と死の直前に話したセリフなどご紹介します。

ナランチャ・ギルガとは

隠し財産のことを知って喜ぶナランチャ

引用元:ジョジョ5部アニメより

ナランチャ・ギルガはブチャラティ達と同じチームのメンバーで17歳で、ジョルノが加入前はチームの中で最年少で学校に通っていなかったせいか非常に頭が悪いです。

初登場の時もフーゴに掛け算を教えてもらっていたが16×55=28と答えフーゴをキレさせていました。

しかしそんな彼も戦闘になると機転を利かせ状況を打開させることも多く、また二酸化炭素を探知して追跡することができる能力の為、追っ手からの尾行を確認したり、追跡したりとレーダーのような役割でチームに貢献しています。

ナランチャは友情に熱い少年

さらにナランチャは昔から仲間を大切にする仲間思いな性格をしています。

ナランチャはまだパッショーネに入る以前は普通の子供でしたが、母の死をきっかけに学校に行かなくなり、友人の家を泊まり歩いたり、万引きしたもので夕食を済ませたりと不良少年として生活をしていました。

家族からの愛情をまともに受けて来なかったナランチャは、代わりに友情こそが一番大事な事だと考えるようになっていったのです。

親友に裏切られ死の恐怖に怯える

そんなナランチャは14歳の時親友だと思っていた年上の友人にハメられて無実の罪で捕まってしまい、さらに捕まる際に抵抗した時、警官に目を殴られ、その傷からバイ菌が入り目の病気を患ってしまいます。

そして刑務所から出た時には今まで友達だった人達が一変、ナランチャを避け始めました。

ナランチャが捕まっている間にナランチャの「目の病気は母親ゆずりだうつるぞ!ナランチャに近づくな!」という噂を親友だと思っていた年上の友人が流していて、ナランチャはこの噂を流した友人に怒るよりも先に、自分も母親と同じように死んでしまうと恐怖に怯えた日々を過ごしていくことになったのです。

フーゴとの出会い・パッショーネ入団

そんな時、路地裏でゴミを漁っていた時にフーゴと出会い、ブチャラティの元に連れて行かれます。

連れて行かれた先はレストランで薄汚れたナランチャにブチャラティはスパゲティを食べさせました。

その後ブチャラティはナランチャを病院に入院させ、3週間後には目の病気もすっかり完治。

そんな見ず知らずの自分にここまでしてくれるブチャラティに恩を感じ、「あんたの元で働かせてくれ!」というがブチャラティは「甘ったれたこと言ってんじゃあねーぞッ!このクソガキがッ!もう一ペン同じ事をぬかしやがったらてめーをブン殴るッ!」と怒ります。

この自分の為に怒ってくれたことがナランチャは不思議でたまらなく、今まで自分を怒ってきたどの人間よりも自分のことを思ってくれていると感じ男っていうのはああいう人のために働くもんだと思うようになり、そしてブチャラティの言いつけとは裏腹に、内緒でポルポの試験を受け、見事合格、スタンド使いとして目覚め、パッショーネに入団しました。

ナランチャ・ギルガの最後

ブチャラティに忠義を尽くすと決めていたナランチャですが、ボスとの最終決戦の最中その命を落としてしまいます。

ボスの絶対無敵な能力によりチームの半数が殺されてしまったのです。

ここまで数々の苦難を乗り越え最後まで生き残ることが出来るのかと思っていたのでとても残念でした。

ボスにより呆気なく死亡

ナランチャの最後は特に戦うことなく一瞬で終わってしまいます。

コロッセオにてポルナレフのスタンド、シルバー・チャリオッツが矢の力を使い発動させた、シルバー・チャリオッツ・レクイエムの暴走した能力により、全ての生物の魂と体が近くの者と入れ替わるというとんでもないことなってしまい、そして入れ替わった見方同士を確認しあい、ボスと入れ替わったであろうブチャラティをミスタ(体はトリッシュ)が狙撃しボスの撃破に成功。

無事に全てが終わったかに見えたが、ミスタが念のため拳銃に弾を込めようと、トリッシュ(体はミスタ)に弾丸を渡すように言うがトリッシュは既に渡したと言う。

転がる弾丸を見てボスのスタンドで時間が飛んだことを理解するも時既に遅く、ナランチャ(体はジョルノ)は飛ばされた一瞬の時間のうちに鉄格子に頭まで串刺しに

ジョルノ(体はナランチャ)がすぐに治療するも既に死亡しており、体は空っぽでジョルノの魂がナランチャとジョルノの中を出入り出来るくらい何も無くなってしまいました。

ナランチャの魂は既に天に登っていった後だったのです。

ナランチャの謎の死因とボスの能力の矛盾

ここで疑問に思うのがどうやってナランチャを殺し、鉄格子に串刺しにしたのかです。

ボスの時間を飛ばす能力は「飛ばしている間はボス以外の全てのものは認知することすら出来ず行動の結果だけが残り、その間はボスのみが動ける」というもの。

しかしここには制約があり、飛ばしている時間の中では誰もボスに干渉することが出来ず、ボス自身も干渉することが出来ないのです。

つまり能力発動中の時間でDIOザ・ワールドのように相手を直接攻撃することが出来ないため、ボスがナランチャを鉄格子で串刺しにして殺すにはどうしても能力発動中にナランチャに触れなくてはあの場にいた誰にもバレずに殺すことは不可能なので謎が残ります。

ファンの考察では色々な理由が述べられていますが真相は謎のままです。

ナランチャの最後の言葉

ナランチャの最後は戦闘ではなくボスの能力であっという間に殺されてしまいました。

ちなみにこの死亡フラグ満載のセリフはナランチャが最後に言った言葉ではないのですが、そのインパクトの大きさからよく間違えられています。

実際のナランチャの最後のセリフは「オ、オレたちのスタンドはパワーアップしている で・・・でもよオーツそのパワーで『矢』を手に入れようとすればよオオー」です。

死亡フラグ全開のセリフ

ボスを倒したと思いこれからのことを語るジョルノの身体のナランチャ

引用元:ジョジョ5部単行本より

このナランチャの盛大な死亡フラグはファンの間でも話題になっています。

何故そこまで話題になっているのかというと、その内容が完全にテンプレートのような死亡フラグだからです。

「オ・・・オレ・・・故郷に帰ったら学校行くよ…頭悪いって他のヤツにバカにされるのもけっこう いいかもな・・・アツアツのピッツァも食いてえ!ナラの木の薪で焼いた故郷の本物のマルガリータだ!ボルチーニ茸ものっけてもらおう!

まさによくある「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ・・・」というやつです。

言ったら最後、絶対に死ぬやつで、実際ナランチャはこのセリフを言った次話でボスにより殺されてしまいました。

ジョジョ三大死亡フラグの一つ

そしてこのお手本なまでに見事なフラグ回収をしたナランチャのセリフは、後にジョジョ三大死亡フラグとして語り継がれて行きます。

一応紹介しますと、そのうちの一つはジョジョ1部に出てくる波紋の使い手、ダイアーさん。

「奴への恨みなら ツェペリさんとは共に苦行を乗り越えた20年来の親友である自分が先にはらす権利がある」

ダイアーさんに関してはそのかませ犬っぷりからも有名で、この後の「かかったなアホが!」は色々なところで使われる名台詞です。

そして必殺技の稲妻十字空裂刃(サンダークロススプリットアタック)をDIOに仕掛けるもあっさりとやられて行きました。

そして最後はジョジョ2部に登場したマルク。

「来週ですね ドイツへ帰ったら結婚するんスボクたちー」

これこそまさにテンプレの死亡フラグです。

この後9ページ後にマルクはワムウによって身体を半分吸収され身体を半分にされ死亡します。

まとめ

ナランチャの最後は決して華々しいものではなかったですが、彼の活躍があったからこそボスを倒すことが出来たのだと思います。

できる事なら彼にアツアツのポルチーニ茸を乗せたマルガリータを食べてもらいたかったですね。

勉学に励み、いい友人と仲良く過ごすことが出来たらナランチャの未来も大きく変わっていたことでしょう。