紺は素直すぎるが故に周りから利用されることが多く、アニメを見ていてもこの子は敵なのか味方なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
- 紺が爆発したって本当?
- 紺の生死は?
- そもそも紺は何をしたの?
紺の過去も踏まえながらその経緯について考察していきたいと思います。
尚、今回の話は単行本7巻や13巻の内容を含むものになるため、アニメ派の方はネタバレにご注意ください。
怪物事変で紺が死亡し爆発したのは何話?
紺が爆発したのは単行本7巻、26話です。
果たして紺は爆発に巻き込まれて死んでしまったのか?それとも無事なのでしょうか?
紺が爆発して死亡説が流れる
引用元:怪物事変
怪物事変7巻26話で紺は爆発するのですが、この爆発の種を仕込んだのは野火丸です。
夏羽の持つ怪物の結石を入手することを命じられていた紺が、「いい子」とは何かが分からなくなり任務を放棄したため、野火丸が死刑執行人として爆発させました。
「裏切者には死を」血も涙もない飯生の命令は絶対なのです。
紺の生死
野火丸によって爆発されてしまった紺でしたが、実は生きていたことが判明しました。
紺の背中に爆発の仕掛けがあることを事前に認知していた隠神が内臓を硬化させ、被害を最小限に抑えており、更に治癒能力を持つ綾が駆けつけて、何とも惨い姿になった紺を「こんなの山ほどやってきたわよ」と髪の毛を巻き付け、治療する綾、それによって紺は息を吹き返します。
ここで、一見接点がなさそうな綾とのやり取りが描かれており、二人がどのような関係なのかが分かるのでした。
綾の次のセリフで「はじめてあんたのことちょっと好きになれそうよ」とありますが、これは、二人の仲の悪さを示しており、原宿の通り魔事件の時に夏羽を取り合った恋のライバルとしていがみ合ったことが原因でしょう。
二人はお互いの事を毛嫌いしていて、紺は綾の事を「虫女」、綾は紺の事を「キツネ女」と呼んでいて、お互い本当に毛嫌いしていることが伺えますね。
しかし今回、屋島の人々を守ろうと紺は奮闘したため、それによって綾の紺への評価が変わり、少しは良い関係が築けるのではないでしょうか。
紺の過去
屋島で綾の治療を受けている中、花楓と赤木によって襲撃されてしまい、おちおち寝てもいられませんね。
紺は屋島の人々を守る為に花楓と戦いそして、花楓との戦いの中で全ての記憶を取り戻したのです。
紺が本当に慕っていたのは「おいなさま」であり、飯生ではありませんでした。
では紺はどうして飯生に仕えていたのかというと、それを語るには紺の過去について知っておく必要があります。
紺は元々、那須の狐で、石鎮の一族、兄妹の中で一番下っ端で失敗ばかりだった紺はよく叱られていたそうで、そこで家族の目を盗んでお話ししていたのが「おいなさま」でした。
「おいなさま」というのは、那須の地でもっとっも強い身体を持つ狐を生稲として、生き物を殺す石、殺生石の気を受け止める役割を果たす者の事です。
しかし石は無害なわけではなく、気は身体にたまりいずれは生稲自体が石になってしまい、日を増すごとに体に気がたまり、弱っていく「おいなさま」を紺は何とか救い出したいと家族や親せきに助けを求めますが、「生稲とはこういうものだ」とあしらわれてしまいます。
どうすることもできず途方に暮れる紺はある日血の匂いがして違和感を覚え、「おいなさま」のもとへ向かった紺は衝撃的な光景を目にしました。
なんと飯生がおいなさまを喰らっていたのです。
既に飯生は石鎮の狐を全員喰った後で「おいなさま」を取り込むことによって自分が「生稲」となり、全てを支配しようとしていたのです。
飯生は一匹くらい残しておいてもいいか、と紺を見逃して記憶を改ざんし、自分の手元に置いて支配します。
このような過去があり、飯生に仕える身となっていたのです。
紺の行動
そもそも紺は何をしたのか?これは単行本6巻から描かれています。
夏羽の持つ結石を奪うよう命令され、屋島へ飛び立つ夏羽たちに同伴し、盗み出す隙を伺う紺は石を盗むことに成功ましたが、これがいい子のすることなのかという疑問を持ち始め、とうとうこれはいい子のすることではないと自分で結論を出し、飯生を裏切りました。
「夏羽がいい。紺の一番は夏羽がいい。」この言葉の直後に爆破されています。
紺と夏羽の関係って?
紺と夏羽は、現段階では仲間です。
現段階では、と書いたのは最初は敵同士だったのと、可能性は低いとは思いますが、紺が夏羽たちをまた裏切る可能性があるかもれないからです。
しかし紺は夏羽に恋(本人は無自覚)をしているため、その可能性はかなり低いでしょう。
先程も書いたとおり、「紺の一番は夏羽がいい」とあるので飯生に強制的に操られない限り裏切ることはありません。
紺はこれからどんな選択をし、夏羽たちにどの様に関わってくるのか、今後の展開が楽しみです。
紺が死亡?爆発したのは何話?まとめ
- 紺が爆発されたのは7巻の26話
- 紺は死亡していない
紺が死ななくて本当に良かったです。
このまま飯生から離れて夏羽たちに付くのか、はたまた再び洗脳されて仕えてしまうのか?個人的には夏羽たちの仲間になってどんどん活躍してほしいところですし、密かに紺と夏羽の恋展開も期待しているので、今後がどうなるか非常に楽しみですね。
現在コミックスは14巻まで発売されているので、少しでも気になったという方は是非読んでみてください。