日本のみならず、世界中に沢山のファンがいる『新世紀エヴァンゲリオン』。
漫画やテレビアニメ、劇場版やゲーム化やコラボなど、アニメに関心のある人であれば、その名前を1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
エヴァの世界では主人公が乗る機体はEVAと呼ばれる人型ロボットに対し『使徒』という人類の敵が現れます。
そんな『使途』の目的や強さを検証していきましょう。
エヴァに登場する使徒の一覧
まずはエヴァに登場する使徒の一覧をざっくりご紹介します。
第1使徒アダム
引用元:エヴァ放送分より
第3使徒から第16使徒までの産みの親であり、使徒たちは幽閉されていると思われていたアダムを目的として、第3新東京に襲来。
第2使徒リリス
引用元:エヴァ放送分より
人類の産みの親で、第3新東京に幽閉されいる使途。作中では、人類の魂が還るところとされていました。
第3使徒サキエル
引用元:エヴァ放送分より
名前の由来はキリスト教やユダヤ教の伝記における水を司る天使から来ており、使途が最後に発見されてから15年振りに出現した使徒です。
第4使徒シャムシエル
引用元:エヴァ放送分より
筒のような体に、鞭のような腕を持った使途です。初号機と戦い、ナイフによってコアを破壊され最期を遂げました。
第5使徒ラミエル
引用元:エヴァ放送分より
要塞のような能力を持つ使徒で、強力なA.T.フィールドを持っていました。
近づくことが困難なため、エヴァによって超長距離から日本中の電力を集めたスナイパーライフルによって迎撃。
第6使徒ガギエル
引用元:エヴァ放送分より
深海魚のような姿をしており、主要登場人物であるアスカが来日した際に戦闘となった使徒。最後は戦艦による砲撃を口内に受け、撃退されます。
第7使徒イスラフェル
引用元:エヴァ放送分より
人型に近い容姿をしており、体を分離させたり融合させることの出来る能力を保有。
高い再生能力を持ち、分離した2体を同時に倒す必要がありましたが、初号機と2号機の同時攻撃によって撃退されます。
第8使徒サンダルフォ
引用元:エヴァ放送分より
蛹状態で発見された使途で、NERVは捕獲しようとしますが向かう最中で羽化が始まってしまい、初号機と2号機の連携によって殲滅されます。
第9使徒マトリエル
引用元:エヴァ放送分より
蜘蛛のような容姿をしており、強力な溶解液を出す事によってNERVに侵入しようとしましたが、初号機、零号機、3号機の連携によって撃退されました。
第10使徒サハクィエル
引用元:エヴァ放送分より
衛星軌道上から攻撃をしかけてきた使徒で、最終的には自身の体を地球に落下させようとしますが、エヴァたちによって受け止められ、コアをナイフによって破壊されます。
第11使徒イロウル
引用元:エヴァ放送分より
微生物サイズの使徒で、NERVのシステムにハッキングし内部から破壊をしようと試みますが、赤木リツコによるプログラムによって自滅させられます。
第12使徒レリエル
引用元:エヴァ放送分より
球のような見た目をしており、その影の中にはディラックの海というすべての負のエネルギーによって埋め尽くされた真空の空間を持っています。
初号機はディラックの海に取り込まれてしまいますが、その中で暴走し内部から使途を殲滅することに成功。
第13使徒バルディエル
引用元:エヴァ放送分より
寄生型使徒で、米国からNERVに運ばれたエヴァ3号機に寄生しますが、初号機によって殲滅されます。
第14使徒ゼルエル
引用元:エヴァ放送分より
迎撃に向かった2号機や零号機を即座に倒すことができるほどの戦闘力を持った使途です。最後は覚醒した初号機によって撃退されます。
第15使徒アラエル
引用元:エヴァ放送分より
衛星軌道上から光線のようなエネルギーを放ち、精神攻撃を仕掛けてきた使途です。
初めは、宇宙空間にいるために攻撃の手段が無いように思われましたが、零号機による「ロンギヌスの槍」の投擲によって殲滅させられます。
第16使徒アルミサエル
引用元:エヴァ放送分より
螺旋状の使徒で、空に浮いています。対象物を侵食し融合する能力を持っていましたが、零号機の自爆によって倒されました。
第17使徒タブリス
引用元:エヴァ放送分より
NERVが戦った最後の使徒であり、主要登場人物でもある渚カオルの正体です。
アダムの魂が人型の肉体に宿された存在であり、NERVに幽閉されていた使途がアダムではなくリリスであることを知り、自ら望んで初号機に握りつぶされました。
第18使徒リリン
第18使徒にあたるのは第3新東京に襲ってくる使徒たちではなく、リリスから生み出された存在である人類です。
「人間=第18使徒」まさかの我られ人類が18使徒だったとは。
そもそも『使徒』とは?
そもそも、使途とはいったい何者なのでしょうか。
初めてエヴァで使徒の姿を見た人は、いきなり現れて街を破壊する良く分からない敵、という印象を持たれるかと思いますが、その目的は第3新東京に幽閉されていると思われていた第1使徒アダムと融合し、人類を滅亡させるということ。
実際に幽閉・管理されていたのは第2使途のリリスだったのですが、他の使徒たちはアダムが居ると信じて第3新東京に襲撃をしかけるのでした。
使徒たちは形や強さに差はありますが、どの個体にも人間でいう心臓部となるコアというものが存在しており、主人公のシンジたちはエヴァに乗ってそのコアを破壊するために戦いに赴く。
ちなみに使途とは、宣教師(ある特定の思想や宗教を伝えるために、自分の属する共同体を離れて活動する者)という意味を持っていて、エヴァの使徒においてもキリスト教やイスラム教で言い伝えられている天使の名前に由来。
使途とは一体どんな存在?その正体は?
第3東京を襲撃しシンジたちの乗るエヴァと戦う使徒の正体は、第1使徒アダムから生まれた生命体で、対する人類は第2使徒リリスから誕生した存在であり、実は共に使徒によって生み出されたというのが、エヴァの世界における真実なのです。
使途と人類の違いは、生みの親が違う点もあげられますが、使途はS²機関と呼ばれる永久動力源を持っており、対する人間は科学によって対抗する手段を作り上げたのでした。
使途と人類は同じく使途によって生み出された存在ではありますが、地球という1つの星で反映するための種の生存をかけた戦いを繰り広げています。
その中でもエヴァと戦い視聴者に強烈に印象に残ったであろう使徒、そして最強と思われる使徒をご紹介。
第3使徒サキエル
エヴァ作品初の敵として登場した第3使徒『サキエル』は、2足方向をする姿が印象的で、掌から打ち出す光の槍、両目から破壊光線を出すことができ、第3新東京を破壊しつくそうとします。
初号機の善戦によってコアを破壊されそうになりますが、最後は道連れにするために自身を液状化して自爆。
テレビアニメシリーズ初登場の使徒というだけあって、使途と言えば『サキエル』という印象がメディアミックスなどでは強く、視聴された人以外にもサキエルの顔を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
第5使徒ラミエル
生八面体の形が印象的な第5使途『ラミエル』です。
強固なATフィールドによって通常兵器を無力化、近くに接近した物体を加粒子砲によって撃墜するというさながら移動要塞のような敵で、作中では出撃した初号機を瞬時に撃退してしまいます。
対するシンジたちNERVは、一度初号機を引かせたうえで、初号機と零号機による超長距離からのスナイパーライフルによる狙撃、通称『ヤシマ作戦』を決行し、コアを破壊することに成功するのでした。
ラミエルとの戦闘は、作中の最初の山場となるシーンであり、名シーンだというファンも多くいるようです。
エヴァ最強は第14使徒ゼルエル
https://twitter.com/mgs3pwv124/status/1192424198066425856
展開するとカッターのような形状になる腕は、EVAの腕を簡単に切断することができるほどの攻撃力を持っていて、顔状の部分からはラミエルが突破に十数時間を要した防御壁も一瞬で破壊、加えて高い防御力も兼ね備えているという高い戦闘力を持った使途です。
圧倒的な強さの前に弐号機は敗北、初号機も敗北しそうになりますが、覚醒した初号機によって撃墜・捕食されその最後を遂げています。
ちなみに、状況によってその強さは変わってくるかと思われますが、最強の使徒と呼ばれているのもこの『ゼルエル』です。
確かに初号機に撃墜されはしましたが、覚醒しなければ倒せなかったことを考えるとそう呼ばれているのも納得できますね。
まとめ
長い間、沢山のファンから愛され続けている新世紀エヴァンゲリオンは、設定の細部まで凝ったものとなっていて、テレビアニメシリーズが終わって数年経ってから制作された新劇場版シリーズでは、使途の数字が変わっていたり、その攻撃方法にも変化があったりと違う姿を見ることもできます。
エヴァシリーズの魅力は主人公や舞台の他にも敵となる使途にもあり、それがファンや世界を魅了してきた大きな理由の1つです。
もし興味を持たれた方は、テレビアニメシリーズ、新劇場版シリーズ、漫画と様々な形として展開されているエヴァの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。