名探偵コナンの作中で「領域外の妹」と言われている世良真純の母親ことメアリー世良は未だに謎に包まれています。
世良真純が「ママ」と呼ぶその姿は何故か幼児化しており、読者からも様々な憶測が飛び交っていますが、最近になって彼女について色々なことが明らかになってきました。
そこで、世良真純の母であるメアリーについて、登場回をチェックしながら調査をしていきたいと思います。それと同時に、声優は誰なのか、登場回はいつで、何故アポトキシンを飲んで幼児化しているのか、ベルモットと関係があるのかについて調査をしてみました。
- 1 世良真純の母親のメアリーの声優は誰?
- 2 世良真純の母親のメアリーの登場回は?
- 2.1 「赤い女の惨劇」原作82巻~83巻/ アニメ第754~756話
- 2.2 「意外な結果の恋愛小説」原作83巻/アニメ第759~760話
- 2.3 「コナンと平次 恋の暗号」原作83巻/アニメ第763~764話
- 2.4 「太閤恋する名人戦」原作85巻/アニメ第899〜902話
- 2.5 「真夏のプールに沈む謎」原作85~86巻/アニメ第903話~905話
- 2.6 「死ぬほど美味いラーメン2」原作88巻/アニメ第827話~828話
- 2.7 「探偵団はヤブの中」原作89巻/アニメ第939話~941話
- 2.8 「千葉のUFO難事件」原作89巻/アニメ第942話
- 2.9 「霊魂探偵の意外な隣人」原作90巻/アニメ第951話~953話
- 2.10 「試着室の死角」原作91巻/アニメ第878話~879話
- 2.11 「さざ波シリーズ」原作92巻/アニメ第972話~974話
- 2.12 「紅の修学旅行」原作94~95巻/アニメ928話
- 3 世良真純の母親がアポトキシンで幼児化になったのはいつ?
- 4 世良真純の母親のメアリーとベルモットの関係
- 5 まとめ
世良真純の母親のメアリーの声優は誰?
世良真純の母親であるメアリーの声を演じているのは、「田中敦子」さんです。
田中敦子さんはアニメはもちろんのこと、海外の映画の吹き替えも多く演じていて、声質も非常に大人っぽいため、少女の姿でありながらも大人っぽさが感じられるメアリー役に本当にピッタリです。
もちろん他にも主役級のキャラを多く演じています。
草薙素子(攻殻機動隊)
田中敦子さんといえばこのキャラ!と言われるくらい有名なのが、攻殻機動隊の草薙素子で、こちらも非常にクールなキャラクターなので、田中敦子さんの声と本当にマッチしています。
本人曰く、この草薙素子が少佐であることから、自分も少佐というニックネームで呼ばれることがあるんだそうです。ニックネームになってしまうくらい、違和感なくキャラと声が合っているということがわかりますね。
キャスター(Fate/staynight)
大人気シリーズFateでは、キャスター役を務めており、キャスターは冷酷で残忍な魔術師となっていう設定で、こちらもやはり冷酷で淡々とした雰囲気が田中敦子さんの声とピッタリで、違和感なくキャラに溶け込めています。
リサリサ(ジョジョの奇妙な冒険)
リサリサは突如ジョセフの前に現れた謎に包まれた美女で、クールビューティーで知的な女性でありながらも、実はとても優しくて思いやりがあります。
時に厳しく、時に優しい彼女を慕う人も多く、まさに理想の女性とも言われていて、他にも機動戦士Vガンダムではユカ・マイラス役、ACCA13区監察課ではモーヴ役、ゴッドイーターでは雨宮ツバキ役と、やはり大人の女性役を多く演じられているので、そう考えると名探偵コナンでは、大人っぽいとはいえ、少女役を演じているというのは珍しいですね。
世良真純の母親のメアリーの登場回は?
では、実際にメアリーの登場回はいつだったのでしょうか?
「赤い女の惨劇」原作82巻~83巻/ アニメ第754~756話
世良真純の兄に依頼された事件を解決するためにやってきたコナン達は、赤女という殺人鬼にまつわる事件を解いていきます。
見事事件を解決したコナンは、世良真純から「携帯電話がどこにいったかわからない」と言われ、電話を鳴らしてとお願いをし、そしてコナンは携帯を発見するのですが、ふと画面を見ると世良真純と1人の少女が写っている画像を発見。
この時は名前などは一切明らかにされませんでしたが、この少女こそが、メアリーというわけです。
そしてコナンは、自分にこの画像を見せるために、世良真純がわざとこのようなことをしたのではないかと推理しますが、この段階では少女は何者で、何故世良真純がこの画像をコナンに見せようとしたのかという意図はわかりませんでした。
当時は世良真純にも似ていたので血縁関係なのでは?と思ったのですが、あまりにも情報がなく、ほとんど謎に包まれていたのですが、その後、この少女について色々なことが明らかになります。
「意外な結果の恋愛小説」原作83巻/アニメ第759~760話
ここで、ついに世良真純の兄弟関係が明らかになります。
世良真純は「兄が2人いる3兄妹で、親戚は1人も知らない」と話すのですが、これを聞いたコナンは、携帯の画像に写っていた少女を思い出し、妹ではないことと親戚ではないということは、この少女は何者なのか、ますます疑問を抱く結果に。
兄についてですが、これは以前にバーボンが顔に火傷を負った赤井秀一に変装して周りの人の反応を確かめていた時に、世良真純はその姿を見て「秀兄!」と叫んでいました。
ここで、世良真純の1人目のお兄さんは赤井秀一であることがわかっています。
そしてついにコナンはホテルで謎の少女の姿を目撃し結局は見失ってしまうのですが、謎の少女はコナンの姿を見て、彼に興味を持つようになりました。
そして世良真純には「もし彼が痺れを切らして私の事を尋ねたら、こう答えなさい。領域外の…妹だとな」と告げます。
ここでキーワードとなるのが領域外の妹です。
妹とは言っていますが、世良真純には妹がいないということが明らかになっていますし、仮に妹の存在を隠していたとしても、「領域外の」という言葉がある以上、ただの妹というわけではないでしょう。
しかも口調も非常に大人びており、とても年相応の少女には思えない洞察力の高さに、ますます謎が深まりました。
「コナンと平次 恋の暗号」原作83巻/アニメ第763~764話
ここでコナンは、ついに世良真純にメールで謎の少女について尋ねます。そして世良真純は言われたとおり、「領域外の妹さ」と伝えました。
この領域外の妹について灰原哀に相談しますが、灰原もあまりピンときていない様子。そして、コナンは世良真純とはどこかで会ったことがあるような気がすると話します。
ただ、覚えているのは八重歯ぐらいで、具体的なことまでは思い出せない様子。
実際にコナンの姿になってからあまり日が経っていないという設定なので、思い出せないくらい昔となると、工藤新一として会ったことがあるということが予想されますが、この回では具体的なことは明らかにされませんでした。
「太閤恋する名人戦」原作85巻/アニメ第899〜902話
領域外の妹についてますます疑問が深まっていく中、世良真純からコナンに電話がかかってきます。
その内容は「新しいホテルに引っ越したので、遊びにこないか?」というような内容でしたが、コナンは「今は車で移動中だから無理」と言って断るのです。
その後、コナンは羽田秀吉と出会い、羽田秀吉から婦警の由美が誘拐されたことを知るのですが、しかも羽田秀吉は対局の途中で、今は長考中という状況でもあり、急いで由美を見つけなくてはならない状況でした。
一方ホテルでは、領域外の妹が将棋を見ている途中で眠っているところを世良真純が見つけます。
たまたま将棋のチャンネルをつけたまま眠ってしまったのか、それとも興味があって見ていたのか、この段階ではわかりません。そして何とか無事に事件は解決し、ギリギリのところで羽田秀吉は対局に間に合い、1分将棋という厳しい状況ではありましたが、見事七冠を達成。
一方ホテルでは、
世良「ねぇ、このホテルの前にパトカー停まってたけど、何があったか知ってる?」
領域外の妹「さぁ、知らな~い♪」
とやけに上機嫌な様子で答えるというやり取りがありました。
この時は何故領域外の妹が上機嫌だったのかは直接語られていませんでしたが、ネットで羽田秀吉が七冠達成したというニュースを見て笑う沖矢昴の姿があったことから、領域外の妹も同じように将棋のニュースを見て上機嫌になっていることがわかります。
それと同時に、沖矢昴(赤井秀一)と羽田秀吉にも何かしらの関係があることがうかがえました。
領域外の妹は将棋が好きで羽田秀吉のファンなのか…それとも何か他に理由があるのか?と色々と疑問に思うシーンです。
「真夏のプールに沈む謎」原作85~86巻/アニメ第903話~905話
この話ではついにコナンが世良真純と領域外の妹がいるホテルへ行くことになりました。
コナンが来る前に領域外の妹は「くれぐれも慎重に事を運べ…こちらの期待に値しない輩だったら…早々にここを立ち去り…新たな根城を探さねばならんのだからな…」と話します。
どうやらこの部屋にコナンを呼んで、本当に信頼できる相手なのかどうかを領域外の妹が直接見て判断しようとしていたようです。
世良真純も子供たちは誘わないでとお願いしていたため、コナン1人で来るだろうと思っていたのですが、やってきたのはコナンと蘭と園子の3人で、蘭と園子が来るのは予想外だったため、領域外の妹にコナンを信頼してもらうチャンスがなくなってしまいました。
しかし、何故この2人はホテルを転々としながら過ごしているのでしょうか?コナンが信頼に値しないと判断したらまた根城を変えると話していましたが、2人は何か力になってくれる人を探しているのでしょうか?
未だに2人がホテルを転々としている理由や、コナンを品定めしようとしているのかはわかっていません。
そしてこのホテルのプールで事件が起こり、コナンと世良真純の推理のおかげで無事に犯人は逮捕されその帰り時、蘭が昔、世良真純とどこかで会っているのではないかと少し思い出し始めます。
さらに、別れの挨拶をした後に蘭が後ろを振り向くと、世良真純が領域外の妹と会話している姿を目撃、そしてその領域外の妹の姿を見た蘭は「あれ?あの子もどこかで…」となって話は終わりるのです。
コナンと蘭が昔会ったことがあるというところから推測すると、やはり2人が子供の頃に一度世世良真純と出会っていることがわかります。
さらに蘭に関しては領域外の妹にも会ったことがあるということもわかり、少しずつ真相が明らかになっていきそうな展開となりました。
「死ぬほど美味いラーメン2」原作88巻/アニメ第827話~828話
学校の帰り道にラーメンを食べることになった、蘭と園子と世良真純とコナン。世良真純の行きつけのラーメンの店に行くことになりましたが、その店は以前にコナンが事件を解決したラーメン屋さんでした。
そしてこの話で色々なことが明らかになります。
まず注目したいのは、ラーメン屋さんの大将が世良真純に対して「マリちゃん」と呼んでいること。そして世良真純はいつもこのラーメン屋さんの炒飯と餃子1人前を持ち帰っていることです。
一体何故大将は世良真純のことを「マリちゃん」と呼んでいるのでしょうか?
そして毎回、炒飯と餃子を持ち帰っているということは、領域外の妹にもお裾分けしているのでしょう。この後、強盗団がこのラーメン屋さんに入ったということで由美と苗子がきて事件が。
捜査をしている中で、羽田秀吉が犯人らしき人物を目撃したということがわかり、由美が羽田秀吉に何か気になることはないかと電話をかけますが、それと同時に世良真純もラーメン屋さんを教えてくれた兄貴に電話かけようとします。
その電話を聞いていると、やけに会話がシンクロしており、コナンも「何か妙にシンクロしてやがるな」と思っていました。
ここではあまりハッキリしていませんでしたが、由美と世良真純は同じ人物に電話をかけていることがうかがえます。つまり、世良真純のもう1人のお兄さんは羽田秀吉ということが推測されますね。
そして事件は解決し、ラーメン屋の大将がハンカチの忘れ物を見つけたからマリちゃんに返してくれとコナンに頼みます。大将はハンカチに「マリ」と刺繡されているといっており、コナンがその刺繡を見ると、それはマリではなく「Mary(メアリー)」であるということに気が付き、
そしてコナンは無意識にあの画像に写っていた領域外の妹の姿を想像しますが、ここでコナンは「なんでそう思ったんだ?」となり、世良真純の本名がメアリーである可能性もあるのに、何故領域外の妹の姿を想像したのか、そしてコナンはこの名前をどこかで聞いたことがあるとなりましたが、どこで聞いたかは思い出せませんでした。
「探偵団はヤブの中」原作89巻/アニメ第939話~941話
ついにここで世良真純の口から「兄は赤井秀一っていうんだ」と語られ、これをきっかけにコナンは改めて領域外の妹(メアリー)について推理し始めます。
まずコナンが考えたのは、何故世良真純はアメリカから日本に戻ってきたのかでした。
噂で赤井秀一が死んだということを聞いて生死を確かめるために来たのか、そのためにFBIにもつながりがあるコナンに接触を図った可能性もありますが、それならもっと探りを入れてくるはず…と色々と推理を巡らせます。
そしてコナンは世良真純に似ている領域外の妹に関係がありそうだと推理しますが、ここで世良に似ているよりも…と考えたところで灰原に声をかけられて推理を中断。この後、灰原と歩美がマスカラをつけ、そのまま皆で食事をすることになります。
そして、目をこすった灰原の顔を見たコナンはあることに気が付き、灰原は先ほどつけたマスカラが目の下に隈のようなラインになってついており、その顔がメアリーに似ていたのです。
ここでメアリーと灰原が何かしら関係があるのではないかと予想されます。
私はここでは灰原とメアリーは血縁関係では?と考えましたが、具体的な関係性はわかりませんでした。
ただ、灰原はアポトキシンを飲んで体が小さくなっているので、それを踏まえると姉妹というわけではなさそうです。
また、灰原は宮野明美という姉がいて、たった1人の家族だったと言っていたので、メアリーとは遠い親戚ではないかと思われます。そして、この後明らかになったことを踏まえていくと、2人の関係性も徐々に明らかに。
「千葉のUFO難事件」原作89巻/アニメ第942話
コナンは灰原がメアリーに似ていることについて推理をし始めます。
世良真純がメアリーのことを「領域外の妹」と言っているので、何かしらの血縁関係があることがわかりますし、赤井秀一が兄であることも明らかになっているため、もし灰原とメアリーが血縁関係にあるなら、灰原は赤井秀一とも血縁関係であることが考えられますね。
さらに赤井秀一は過去に灰原の姉である宮野明美と交際していたこともあり、コナンはこの点についても注目します。
この話では直接メアリーが出てくるわけではありませんが、赤井家と宮野家に何かしらの関係があることがここでうかがえます。後はメアリーが一体何者で、世良真純から見てどのような存在なのかが明らかになれば、両家の関係性もわかってくる段階にまでなってきました。
「霊魂探偵の意外な隣人」原作90巻/アニメ第951話~953話
ここで登場したのは「羽田浩二」という男性でした。彼はアポトキシンによる被害者の1人で、黒の組織のメンバーであると思われる「浅香」に殺された可能性が高いとされています。
羽田浩二は17年前に殺されてしまったのですが、ある日毛利小五郎に、この事件の真相を羽田浩二の霊を呼び出して解決したいという依頼がきて、何か黒の組織について情報が得られると思っていたコナンですが、羽田浩二の霊を呼び出そうとしていた人物が何者かに殺害される事件が。
それをきっかけに世良真純とメアリーが羽田浩二に何か関係していることが明らかになります。
羽田浩二もまた将棋棋士だったそうなので、羽田秀吉とも関係がありそうですが、この段階ではまだ明らかにはなっていません。
結局、羽田浩二に関する事件のことはわからずじまいだったのですが、ここでメアリーについて色々なことが明らかになりました。コナンは事件を解決しようといつものように毛利小五郎を眠らせて蝶ネクタイ型変声機で推理しようと思ったのですが、ここでうっかり変声機を落としていたことに気付きます。
動揺するコナンですが、その時小五郎の声が聞こえ、なんとメアリーが変声機を拾っており、世良真純から聞いていた情報をもとに、コナンの代わりに推理を開始。
ここでメアリーの推理力の高さが明らかになりました。メアリーはただの少女ではないことが改めてわかるシーンです。
さらに逆上した犯人がメアリーのいる部屋へ逃げ込んだ時、驚きの早さで犯人を気絶させ、メアリーの姿はありませんでしたが、この犯人を気絶させたのはメアリーであることが判明。そしてさらに、メアリーの部屋にかけつけた世良真純は咄嗟に「ママ」と叫びます。
つまりメアリーは世良真純の母親であるということがここで予想されます。
そして、その母親が少女の姿になっているということは、コナンや灰原と同じようにアポトキシンで体が小さくなってしまった可能があるのですが、結局、メアリーはコナンに対してはまだ警戒心を抱いており、完全に信用しているわけではないようです。
メアリーの正体について徐々に明らかになっていく重要な回でした。
「試着室の死角」原作91巻/アニメ第878話~879話
コナンは世良真純とは過去に海またはプールで水着姿の世良真純と出会っていたこと、そして子どもだった頃の世良真純の周りには若い男性が2人と女性1人の姿がいたことも思い出しました。
コナンはここで男性のうちの1人は赤井秀一だったと推理しますが、もう1人の男性と女性については思い出せません。
ただ、2人ともどこかで会ったことがあるような…という記憶があるようで、この話ではここまでしか明らかになりませんでしたが、いよいよメアリーの正体について明らかになる直前まで来ていることがわうかがえる回でした。
「さざ波シリーズ」原作92巻/アニメ第972話~974話
コナンはついに世良真純と海で出会っていたことを思い出し、新一が子どもの頃に蘭と一緒に海に来ており、そこで事件が発生した際に、若かりし頃の赤井秀一と一緒に事件を解決したことがありました。
まず冒頭で明らかになったのは、羽田秀吉と赤井秀一が兄弟であるということと、そして彼らの母親がメアリーであるということでした。この時、赤井秀一はFBIに入る準備を進めていましたが、メアリーはそれに断固反対。
その中で、小さい頃の世良真純は「このお兄ちゃんはなかなか笑わない」と思い、色々な方法で笑わせようとしますが、ことごとく失敗してしまいます。
そんなときに出会ったのが、工藤新一と毛利蘭でした。
当時子どもだった工藤新一は的外れな推理をしたり、赤井秀一のことをワトソンにしてやると言い、それを聞いた赤井秀一は大笑いをし、その姿を見た世良真純は、「まるで魔法使いみたいだね」と新一に言います。この時の記憶が断片的に残っていたようです。
そしてコナンはここでメアリーは世良真純の母親であるということに確信を持ち、世良真純が言う2人の兄は赤井秀一と羽田秀吉であるということも明らかになり、ここで、赤井秀一の父親、つまりメアリーの夫の存在について語られました。
その人物は「務武」というようで、メアリーは既に亡くなっていると思っているようですが、まだ遺体が見つかっていないこともあり、赤井秀一はまだどこかで生きているのではないかと思っているようです。
まだメアリーの夫の務武については明らかにされていませんが、確かに遺体が見つかっていないことを考えるとどこかで生きている可能性もありそうです。
この作品は亡くなっていたと思われている人物が実は生きていたという展開も過去にありました。この赤井秀一もまた死んだフリをして沖矢昴になりすましていたため、もしかしたら務武も何かに変装してどこかで生きているのかもしれません。いずれにせよ、務武についてはこれからどんどん明らかになっていくことでしょう。
「紅の修学旅行」原作94~95巻/アニメ928話
灰原からアポトキシンの解毒薬をもらったコナンは一時的に工藤新一に戻り、蘭たちと修学旅行で京都へと向かいます。そこである事件に巻き込まれていきますが、世良真純と服部平次のサポートもあり、無事に解決。
そして、蘭にキスをしようとしたとき、発作が起きてしまい、苦しみだした新一の姿を見た世良真純はすぐに新一の後を追いかけますが、見失ってしまいました。実はコナンは服部平次のリュックの中に隠れており、世良真純もそれに気づいていたようですが、ひとまず見逃します。
後に、世良真純は電話で「ママの体を元に戻す薬があるらしい」と電話で告げるのです。
これを見るとわかるように、やはりメアリーはアポトキシンを飲んだことで体が小さくなっていたことがここで明らかになり、さらに元の体に戻ったら「反撃に転じる」とメアリーは話します。
もしかしたら黒の組織に大ダメージを与える作戦が2人にはあるのでしょうか?
コナンを品定めしていたのも、もしかしたらその作戦に協力してくれる人材を探していたのかもしれません。
一体、メアリーはいつ、どんな経緯でアポトキシンを飲んでしまったのでしょうか?まだまだたくさんの伏線があるため、今後の展開にも期待大です。
世良真純の母親がアポトキシンで幼児化になったのはいつ?
では、世良真純の母親であるメアリーは、いつ幼児化になったのでしょうか?
そのことについては、原作96巻で少し明らかになっていました。世良真純は探りをいれるために、コナンにちょくちょく鎌をかけていきます。もうほとんど世良真純にコナンの正体がバレていると思って間違いないでしょう。
メアリーは夫に会いにロンドンへ行っていた?
世良真純の回想のシーンの中では「ロンドンでパパに会いに行ったママが少女になった姿で帰ってきた」というセリフがあります。
つまり、ロンドンへ行った先でメアリーはアポトキシンを飲まされたと思って間違いないでしょう。そしてメアリーがロンドンへ行った目的は夫に会いにいくためということだったので、やはり生きていた可能性は高そうです。
ただメアリーの夫の務武はさざ波の話のときにメールで「この先、私はいないものと思え。どうやら私はとんでもない奴らを敵に回してしまった」という内容を送っており、何か危険な状況に陥っていることがわかっています。
この時、メアリーは「主人が死ぬ前に」という言葉を発しているので、既に務武は亡くなっていると思っていましたが、その後、夫に会いに行くためにロンドンへ行ったということは、務武からコンタクトがあったと思われます。
そしてその時にアポトキシンを飲まされた可能性が高いですね。
メアリーと務武は一体何者なのか?
ここで気になるのは務武は一体何者なのかということです。
赤井秀一(沖矢昴)から「父はFBIではないが…」という話をしていて、「ではない」ということは何か別の組織に所属している可能性が浮上。
そして次にメアリーが名乗っていた「領域外の妹」というワードです。
当時のコナンは「いるはずのない妹」という意味でとらえていましたが、この領域外の妹には他の意味が隠されているのではないかと気が付きます。そしてコナンはある1つの結論にたどり着きました。
「領域外の妹」は「Sister(妹)からter(領域)を外す」という意味として考え、すると、「Sis(ter)」となり「SIS」ということに。コナンもSISを思い浮かべていたので、恐らくメアリーはSISに所属しているのでしょう。
そして赤井秀一が語った「父はFBIではない」という言葉から推測すると、「FBIではないけれどもSISに所属している」と暗にとらえることができるので、つまり、メアリーはSISに関する任務の1つとして赤井務武と接触をしたけれども、不測の事態が起きてアポトキシンを飲まされて体が小さくなったと考えられます。
世良真純の母親のメアリーとベルモットの関係
メアリーのことについてまだわかっていなかった時、ファンの間では様々な憶測が飛び交っていました。
その中で、同じく謎に包まれている女性のベルモットはメアリーの母親ではないかと思われたこともあります。ベルモットとは、黒の組織のメンバーの1人で、表向きはクリス・ヴィンヤードとして女優活動。彼女もまた秘密主義で未だに多くの謎がある女性なのですが、実は年齢がよくわかっていないという特徴が。
ベルモットは以前、FBIのジョディから「どうして歳をとらないの?」と尋ねられています。
実はベルモットは20年前にジョディの両親を殺害しており、その時から顔が全く変わっていなかったのです。
ここから考えるとベルモットもアポトキシンではないものの、何か若返る秘訣をもっているのでしょうか?それとも、今のベルモットの顔自体が変装の1つで本当の顔はもう少し年を取っている可能性もあります。ベルモットは変装が得意なので、本当の顔をずっと隠しているという線も捨てきれません。
また、ベルモットはアポトキシンを作ったシェリー(灰原哀)を非常に恨んでいる一面もあるため、アポトキシンの存在を良しとは思っていない可能性もあります。
もしかしたら若返っているのも、ベルモットにとっては良いことではないのかもしれません。その中で疑惑が出たのが、ベルモットは過去に子どもを出産している可能性があるのではないかということで、そしてその子どもというのがメアリーではないかと言われていました。
しかし今明らかになっていることを踏まえると、メアリーとベルモットは特につながりはなさそうです。
メアリーはアポトキシンを飲んでいることで幼児化になっており、世良真純と赤井秀一と羽田秀吉の母親であるということが判明していますし、黒の組織を追っている組織の一員であることも判明しています。
なのでベルモットとメアリーは血縁同士ではなく、敵同士ということになるでしょう。
まとめ
世良真純の母親であるメアリーが登場してからは色々と謎に包まれていました。ベルモットの娘なのでは?という噂も流れていましたが、メアリーは世良真純と赤井秀一と羽田秀吉の母親であることがわかりました。
最近になって赤井務武に会いに行ったときにアポトキシンを飲まされて幼児化した可能性が出てきており、少しずつ赤井家について明らかになってきています。
意外なところに伏線があったりするので、これからの展開が楽しみですね!