宿海仁太はあの花の主人公。超平和バスターズのメンバーからはじんたんと呼ばれ、幽霊として現れためんまのことが唯一見えるキャラクター。
あの花でもめんまを成仏させるために、バラバラになった超平和バスターズを再結成させて奮闘していくのですが、今回はそんな仁太について、プロフィールや人間関係、めんまを成仏させたその後など詳しく紹介していきます。
宿海仁太のプロフィール
超平和バスターズのリーダーである宿海仁太は、「あの花」の主人公で、めんまを成仏させるための重要な人物なので、そんな仁太のプロフィールをまとめてみました。
宿海仁太の声優
仁太の声優は入野自由さんです。入野さんは、子役出身でアニメの声優として注目され、代表作は「千と千尋の神隠しのハク役」でもお馴染みですね。
この時は声優としての経験が浅く、棒読み状態のために世間からも実力不足を指摘されるのですが、そこから役を重ねて訓練することによって、実力をつけ評価されることになりました。
入野自由さんは仁太の他にも、
- 「アイシールド21」の小早川瀬那
- 「おそ松さん」のトド松
- 「ハイキュー!!」の菅原孝支
- 「クロスゲーム」の樹多村光
- 「機動戦士ガンダム0」の沙慈・クロスロード
- 「アスラクライ」の夏目智春
- 「君と僕。」の橘千鶴
- 「男子高校生の日常」のタダクニ
- 「つり球」のハル
なども演じています。
宿海仁太のプロフィールやエピソード
- 超平和バスターズのリーダー
- あだ名:じんたん
- 職業:高校生だが引きこもり
- 利き手:左手
- 好きなこと:ゲーム
- 好きなもの:変わった文字デザインのTシャツ
- 外出する時はニット帽や黒縁眼鏡で身バレ防止を心がけている
- 好きな人:めんまの死後もめんまを一途に想っている
- 昔は味噌ラーメン派だったが、めんまの死をきっかけに塩ラーメン卵落とし派に変わっている
- めんまを成仏させるために、一時期ゲームショップや工事現場のバイトを掛け持ちしていた
宿海仁太の性格
宿海仁太の性格はリーダー性があって、困難にぶつかると率先してそれを解決する方向へと導きます。
それは昔も今も変わらないのですが、プライドが高い一面もあり、自分が高校入試を失敗した時から無様な姿を見せたくないと引きこもりに。成長と共に他人とコミュニケーションを取ることも苦手になりました。
しかし、話ベタという訳ではなく話をするきっかけさえあればしっかりと会話のキャッチボールをし、話を人に合わせることができるのですが、あまり感情的になりません。
超平和バスターズ結成時にはみんなの頼れるリーダーだったじんたん。めんまの死をきっかけに引きこもりになって人との付き合いがうまくいかない対人恐怖症のような状態に。
死をきっかけに引きこもりになったじんたんですが、めんまではなく仁丹が死んでいたという話もあるほど。
宿海仁太と他のメンバーの今と昔の関係性
仁太の5年前と現在の超平和バスターズとの付き合いは変化しています。5年前は仁太の発言に全員が従って行動するほどの関係性でしたが、めんまの死をきかっけに関係は希薄化、お互いに深く関わらなくなってしまったので、5年前と現在の違いを見ていきましょう。
超平和バスターズが結成された5年前の関係
引用元:https://www.anohana.jp/tv/
主人公の宿海仁太以外のメンバーは、「自信」というものを誰も持っていませんでした。誰かが引っ張ってくれないとついていけない。そんな性格ばかりだったので、仁太があれをしよう!と発言するきっかけ待ちのような関係でじんたんの言うことにみんなついていくという感じでした。
この当時にぽっぽが「じんたんつえー(じんたんかっこいい)」と言っていたことから、ぽっぽだけでなく超平和バスターズにみんながじんたん大好きだったのです。
今では「ルックス・学力」全てゆきあつに負けていますが、超平和バスターズが結成された5年前はそんなゆきあつですら自分よりじんたんの方が上だと悔しい気持ちもありながら認めていました。
めんまの死後の現在の超平和バスターズ
めんまの死後、仁太は高校受験に失敗。これまでリーダー的な存在で仁太は何でもできる!というイメージを作りあげてきたので、恥ずかしくて気まずい状況となりました。
そこから、受かった学校でも不登校になり、他のメンバーと会うことを止めてしまったのです。
そんな仁太の姿を見て、
- ゆきあつは無様だと思い
- あなるは同じ高校なので気遣い
- つるこは静観し
- ぽっぽは5年前と同じく「じんたんつえー」と慕っている
ぽっぽだけは5年前と同じくじんたんを慕っているのですが、これはめんまの件があってからぽっぽとも交流するようになったので、
- ゆきあつ
- あなる
- つるこ
- ぽっぽ
この5人とはめんま見えるようになっていなければ永遠に疎遠になっていたかもしれません。そんな状態だからじんたんの前にだけめんまが現れたんですね。
宿海仁太がめんまに抱く気持ちとその後について
めんまは仁太のことが好きです。
それはめんまが生きていた5年前から、今現在もずっとめんまのことを想い続けていました。だから、めんまを失った気持ちが誰よりも大きく、絶望して、前を向くことができず、どんどん引きこもるようになりました。
めんまをいざ成仏させようとすると、迷いや悲しさがごちゃまぜになり泣いて本心をぶちまけてもいます。それだけめんまのことが好きだという証拠ですね。
実はメンマが死んでいて超平和バスターズのメンバーの死んでいたという話もありますが、こうやってじんたん達のその後を考えてみるとやっぱりじんたんは生きていてあなるともこれからさらにいい感じになりそうですね。
宿海仁太のその後
めんまのことを成仏させた仁太のその後ですが、急には変わったりしませんが、それでもなんとか生活を変えようと少しずつ仁太が前に進もうとしています。学校へも通うようになり、それをあなるが嬉しそうに受け入れていました。
今まで何度か学校に通おうとしても途中で投げ出してしまうのですが、今回ばかりはうまく行きそうな雰囲気です。
めんまが成仏したことで、生きている自分ができることは何か?このままの自分では駄目だ!ということをはっきりと意識しているのが分かったので、これはめんまにとって、仁太が新たな人生を歩み始めたことは心から喜んでくれるでしょう。
ちなみに、じんたんとあなるのその後についてですが、これは公式には描かれていないのでその後は想像することしかできません。ただ、これまでのあなるとじんたんのやり取りを見ていると2人は必ずくっついたんでしょうね。「じんたんのお嫁さんになりたい」というめんまの気持ちはありますが、それをわざわざ伝えるためにこの世に戻ってきて、
- めんまは超平和バスターズのメンバー間の友情を取り戻せて、じんたんへの気持ちを告げることができた
- じんたんはめんまがいたからこそ前に進む勇気をもらい、超平和バスターズの仲間に支えられながら一歩踏み出せるようになった
2人ともある意味願いが叶った形になったので、じんたんもあなるのことをこれから少しずつ知っていくのでしょう。
まとめ
「あの花」に登場する宿海仁太は、主人公でありながら主人公っぽくないキャラです。
それは、めんまの死からあらゆることに自信を持っていてプライドだけは高いので、それを周囲に悟られたくないという性格が影響しています。
5年前と現在での超平和バスターズのメンバーとの付き合い方もすっかり変わってしまうのですが、幽霊として現れためんまのおかげで、5年前のようなリーダーシップを発揮することができました。
仁太は、かなりの回り道をしていますが、少しずつ前を向いて進もうとしていますし、あなるとのその後もきっと良い方向にいってほしい所です。