SAOシリーズの中でも最高のビジュアルで放送された『ソード・アート・オンライン アリシゼーション 』シリーズ。
今回はアリシゼーション編のヒロインである「アリス」について触れていきますが、特にアリスが現実世界に登場するという話しにも触れていきたいと思います。
【SAOアリシゼーション】ヒロイン「アリス」とは?
引用元:http://anicobin.ldblog.jp/
人気ヒロイン「アリス」について簡単にまとめてみました。
金髪碧眼が特徴的で、童話不思議の国のアリスを思い出させるような可愛らしい見た目。
アリスの記憶喪失の理由やその実力、右目の封印について触れていきます。
最高司祭アドミニストレータの「シンセサイズの秘儀」
アリスは幼い頃の記憶がありません。
その理由は、アドミニストレータの”シンセサイズの秘儀”により公理教会の騎士たちは記憶を封印され、天界より召喚された騎士としての記憶を植え付けられるからです。
そして、「アリス・シンセシス・サーティ」としてアリスは整合騎士となりました。
アリス・ツーベルクとしての記憶はアドミニストレータに保管されており、ユージオとキリトは記憶を取り戻すため、最上階を目指します。
アリスは整合騎士の中でも実力は上位
整合騎士は総勢31人、アリスは30番目ながら剣裁きや神聖術の能力も優秀な為、その実力は整合騎士の中でも3番目という実力の持ち主で、アリスを象徴する黄金の剣『金木犀の剣』は、セントラル・カセドラルが建つ前に存在していた金木犀の木が元に作られた剣です。
アリスの完全支配術は刀を幾千もの黄金の花びらに変化させ、広い範囲に攻撃します。
眼帯姿のアリス”右目の封印”について
引用元:http://anicobin.ldblog.jp/
アリシゼーション編では、アリスやユージオが痛々しい表現と共に右目を失う描写がありました。
特に後半ではアリスの眼帯姿が印象的でしたよね。
右目の封印とは、アンダーワールドで法を破らせないための制約です。右目の封印はアンダーワールドのNPCだけにしかありません。
仮に、法を破ろうとすると脳に激痛が走り、その痛みによって人々は法を破れなくなってしまいます。
しかし、この制約は菊岡の考えとはまったく逆のものなので、菊岡はアンダーワールドに禁忌目録を破るような機会を作り、AIに本物の知能を備えようとしていました。
つまり、NPCに禁忌目録を破らせないように制約をかけることは菊岡の意思によって行っていることではないということ。
右目の封印を解こうとすると「SYSTEM ALART」・「CODE:871」という文字が浮かびあがってきます。この「871」という数字は、8₌や 7₌な 1₌い となっていて、研究所の一員である柳井が作ったコードなのです。
柳井は、キリトにALOでの人体実験に関する研究を邪魔されたり、アドミニストレータを倒されてしまった為敵対心を持っていました。なので、オーシャン・タートルの襲撃事件中にキリトの覚醒を遅らせたり、アメリカに研究成果を売り込むことを企んでいました。
しかし、柳井は襲撃事件の最中にダクトに落下し亡くなっています。
大戦への幕開け
キリト達は、最高司祭アドミニストレータとの決死の戦いにより勝利を収めましたが、ユージオの戦死によって戦いは幕を閉じました。
また、アリスは幼い頃の記憶のデータが消失してしまい、もうアリス・ツーベルクに戻ることはできなくなってしまいました。
その後、キリトは現実世界の菊岡達と連絡を取ることに成功しますが、何者かの襲撃によりキリトがいるオーシャン・タートルは占領されてしまいます。
襲撃者によって電源ラインが切断されてしまい、ショートにより発生したサージ電流によってキリトが使用しているSTLの出力は一気に上昇。キリトはアンダーワールド内で植物状態となります。
植物状態となったキリトの姿は、あの堂々たる強さは見えず、片腕も失っています。
War of Underwold
現実世界では、最終負荷実験として、整合騎士とダークテリトリーによる衝突が始まりました。
アスナは、キリトを植物状態から目覚めさせるため、また、人界の住人を救うため、ダイブを決意します。そして、アスナは整合騎士と共に戦うことになりました。
しかし、相手側にはアスナと同じく現実世界からダイブした人間がいたのです。
ダークテリトリー側のスーパーアカウントを使ってログインしていたのは、菊岡達を襲撃した傭兵部隊のリーダーである「ガブリエル」でした。
ガブリエルはアメリカ合衆国から依頼され、アリスのライトキューブ(フラクトライトが入っている器)の回収をしにきたのです。
なぜアリスは狙われたのでしょうか。そこには「アリシゼーション計画」が絡んでくるのです。
アリシゼーション計画
「アリシゼーション計画」を指揮しているのは、キリトに力を貸してきた菊岡でした。
キリト達には総務省の人間だと伝えていましたが、本当は自衛隊に所属していたのです。菊岡はALICE化されたAIを使って戦争による犠牲者を減らすため「アリシゼーション計画」に力を注いでいます。
「アリシゼーション計画」とは、ボトムアップ型AIのコードネームが後に計画の全容を表す名称になったものです。Artificial Labile Intelligent Cyberneted Existence の略で、ボトムアップ型AIを作り、軍事活用させる計画のことで、ボトムアップ型AIとは、人間の脳を人工的に作成し、知性を発生させて人間と同じようなAIを作ること
です。
つまり、ほぼ人間と同じ人工知能を作り、軍事力の1つとして使う計画!!
アリシゼーション計画において、アリスは優秀なフラクトライト(人口魂)として、菊岡は目を付けました。
なぜアリスが選ばれたのでしょうか?それは「禁忌目録に違反したから」です。
アリスは幼い頃に、ダークテリトリーに侵入するという禁忌目録を意図せず犯しており、本来、アンダーワールドの住人はどんな事があっても禁忌目録を破ることは絶対にありえませんでした。
その為、アンダーワールドのフラクトライトを仮に搭載しても、軍事活用はできない見込みが高かったのです。
しかしアリスはアンダーワールドの住人が犯すことのできない禁忌目録を破ってしまったのです。
このことから、アリスはボトムアップ型AIとして他のAIとは違う存在になりました。
WoUのその後「アリスの現実世界での姿」
ダークテリトリーとの交戦中にガブリエルは隙を見てアリスを連れ去り、アリスのフラクトライトを持ち去ろうとしますが、それを必死に食い止める整合騎士とアスナ。しかし、ダークテリトリー軍に邪魔をされてしまいます。
そこにシノンやリーファなどお馴染みのメンバーがアンダーワールドに現れ、整合騎士長ベルクーリは、自分の命と引き換えにアリスを取り戻し、ガブリエルを倒す事に成功しました。しかし、ガブリエルは自身のアカウントから再ログインし再びアリスを狙ってきたのです。
アスナは、シノンにガブリエルの足止めをしてくれるよう頼み、アリスと共に現実世界へログアウトするため「ワールドエンドオールター」を目指します。
しかし、ガブリエルはシノンとの戦いで傷を負ったのにも関わらず、執拗にアリスを奪おうと迫ってきたのです。アリスがガブリエルに捕まりそうになる手前で、意識を取り戻し、ガブリエルを追いかけてきたキリトが登場します。
アリスは無事にワールドエンドオールターに到着し、現実世界へログアウトすることに成功しました。
アリスはロボットになって登場
ガブリエルの追跡から逃れ、無事に現実世界へやってきたアリス。
しかしアリスは現実世界での体を持っていないため、アリスの魂(フラクトライト)はロボットへと移されました。
そうしてアリスは、新たな命である人工高適応知的自律存在「A.L.I.C.E」として現実世界に誕生しました。
その見た目はアンダーワールドのアリスと何一つとして変わっていません。また、本人希望のもと帰還者学校の制服を着ています。
記憶もそのままロボットに受け継がれているため、整合騎士アリスとしての性格がそのまま反映されています。
現実世界でのアリスはロボットである為、充電が必要になり、連続稼働時間は8時間、家庭用コンセントでエネルギーを補給します。
こうして、アリスは世界初のボトムアップ型のAIとしてメディアに注目される存在になります。
キリトとアスナはアンダーワールドの王に
無事にアリスは現実世界へ来ることに成功しますが、ガブリエルが率いていた仲間の一人で、ハッカーとしてサポートをしていたクリッカーが最後のあがきとして、アンダーワールド内を5000倍加速に変更させました。
そのため、10分以内にアンダーワールドからログアウトしなければ、この先200年間ログアウトできなくなってしまうというのです。しかし、アリスとアスナを完全にログアウトさせるのに5分以上必要なため、キリトはガブリエルと戦いながら時間を稼ぎます。
ガブリエルとの戦闘は、刀での攻撃も無効、体術による攻撃も効きません。しかし、キリトは「青薔薇の剣」と「夜空の剣」の記憶開放術を同時に発動させ、ガブリエルの存在を消すことに成功しますが、約束の10分には間に合わず、アンダーワールドに取り残されてしまいます。
キリトが間に合わないと判断したアスナは、一人でキリトを置いていけないと残ることを決めました。結果、アリスはログアウトに成功しますが、キリトとアスナは200年という月日をアンダーワールドで過ごすことになりました。
そうして、2人は「星王」「星王妃」としてアンダーワールドを平和に導きました。
アスナの恋敵として
1か月後、キリトとアスナは現実世界へと戻ってきました。アンダーワールドでの200年の記憶は脳に負担がかかる為、記憶は消されました。
アリスは二人が帰還すると聞き、会見があったにも関わらず、2人のもとを訪れました。
キリトとアリスはともに戦い、長い時を一緒に過ごしていくうちに、アリスはキリトに対する恋心が芽生え始めました。アンダーワールド内でも初めてアスナと会った際には、どちらがキリトの事を知っているか言い合う微笑ましいシーンがありました。
現実世界でも、キリトへの恋心は続いており、大きなダンボール箱の中に身体を折りたたんで入り、荷物だと勘違した宅配業者にキリト宅まで移送してもらうという方法で、キリトの家を訪れたりと、キリトを驚かせるような行動をとっています。
ここまで行動されたらアスナも負けていられませんね。
また、ALOにアカウントを作り、仲間とともに現実世界を楽しんでいるようです。AIとして、世間の目などの見えないプレッシャーに悩まされるアリスですが、キリトや仲間たちと楽しい時間を過ごしてほしいです。
まとめ
- アリスは”シンセサイズの秘儀”によって記憶を失っている
- 現実世界では体がないので、ロボットにアリスのフラクトライトを入れた
- アリスは現実世界でも普通の人間と同じように過ごしている
ここまで、ヒロイン「アリス」の人物象や、簡単なストーリーの内容また、アリスが現実世界にロボットとして存在している話しについても触れていきました。
アリシゼーション編では内容も難しい部分が少しずつあったりしましたが、とても熱い展開も多く、これからの展開にワクワクしてきますね。