【鬼滅の刃】鬼舞辻無惨の最終形態が赤ちゃんだった理由とは

鬼滅の刃の最終巻、23巻では炭治郎始め鬼殺隊全員が総力を上げて鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を消滅させることに成功し、大歓声が響き渡ります。

鬼舞辻無惨が死の間際に取った行動が驚きだと話題なのですが、その理由が鬼舞辻無惨の赤ちゃん化です。

鬼舞辻無惨が赤ちゃんになった理由を今回は詳しく紹介していきます。

鬼舞辻無惨が赤ちゃんになった場面

鬼滅の刃23巻表紙

引用元:鬼滅の刃

鬼舞辻無惨が赤ちゃんになるのは単行本23巻第199話千年の夜明けです。

鬼舞辻無惨が唯一克服出来なかったのが太陽の光。

太陽の光を克服するために今まで無惨は沢山の強力な鬼を作り出し、人を食らい禰豆子を鬼にまでしたのですが、それでも太陽の克服を達成することは不可能でした。

そんな無惨に容赦なく降り注ぐ太陽の光。

タイトル通り太陽によって無惨は消滅してしまうんです。

無惨が赤ちゃんになった理由

炭治郎を取り込んで逃げようとする鬼舞辻無惨

引用元:鬼滅の刃

太陽が昇り始めたことに気付いた鬼舞辻無惨は、慌てて周りにいた鬼殺隊を吹き飛ばして逃亡しようとしたのですが、この攻撃で炭治郎は左腕を失い、不死川実弥(しなずがわさねみ)は血だらけの重傷を負ってしまいます。

片腕を失いながらも無惨に突き刺した刃を絶対に離すかと必死に刀を掴みますが、炭治郎一人では残された力もほぼ無い状態でかなり厳しい戦いとなりました。

そこに富岡義勇(とみおかぎゆう)が参戦し、いよいよ無惨の最期かと思った瞬間になんと無惨の体が数倍にも膨れ上がり、赤ちゃん化と言われるようになった姿に変貌してしまうんです。

赤ちゃんの姿になった鬼舞辻無惨が取った行動

炭治郎を取り込んで逃げようとする鬼舞辻無惨

引用元:鬼滅の刃

膨れ上がって赤ちゃんの姿になった勢いで炭治郎は無惨の中に取り込まれてしまい、それには無惨本人も気づいていませんでした。

と言うのも、無惨はこの時どんどん昇ってくる朝日から逃げるのに必死で、断末魔の叫びのような叫び声をあげながら右往左往と逃げ惑うのです。

鬼舞辻無惨が逃げることにいち早く気づく冷静な産屋敷輝利哉

太陽から逃げようとする無惨にいち早く気づく輝利哉引用元:鬼滅の刃

あまりの醜い姿に現場の鬼殺隊一同が呆気に取られてしまいますが、無惨の次の行動をいち早く察知し次の戦いの指示を出しのたが、お館様に就任したところの産屋敷輝利哉でした。

無惨が朝日から逃げるために地下に潜ろうとしている事に気付いた輝利哉は、無惨を逃がすなと隊士たちに命令します。

無惨が赤ちゃん化したのは太陽から自分を守るため

太陽に焼かれ肉体の壁を作る無惨

引用元:鬼滅の刃

一瞬の場面ですが、太陽が上がった瞬間無惨の頬が「じゅっと」焼かれているんです。

これ以上太陽に焼き殺されないように無惨が自分の身を守る為に肉の鎧をまとい自分の身を守ったという事でした。

これまで様々な姿をして来た無惨が最後の最後にこんなに醜い姿になるのは無惨にとっても屈辱だったでしょう。

逃げ惑う無残に一致団結して戦い続ける鬼殺隊

柱が戦えないので隠たちが団結して無惨を倒そうとしている

引用元:鬼滅の刃

柱が戦えないと分かっていた隠たちが団結して無惨を逃がさまいと必死に立ち向かいます。

そもそも、隠は最終選別を突破した元剣士で、様々な事情や能力不足が原因で裏方である隠として生きてきた人たちの集団です。

その隠たちですら勇気を奮い起こして立ち向かう程の迫力がこの戦いにあったことがこの場面で伝わってきますね。

赤ちゃん化した鬼舞辻無惨にとどめを刺したのは炭治郎

鬼舞辻無惨にとどめを刺す炭治郎

引用元:鬼滅の刃

逃げ惑う無残にとどめをさしたのは、無惨の体内に取り込まれてしまった炭治郎でした。

体内でチャンスを伺っていたのか、いよいよ無惨が地下に逃げようとした瞬間に炭治郎の刃が体内から無惨を攻撃し、それによって無惨は大量の血を吐きそのまま太陽の光に焼かれて消滅してしまうんですね。

炭治郎を巻き込んだのが無惨の策略だったのかたまたまかは定かではありませんが、結果的にそれが無惨の最期を迎えるきっかけになったのは皮肉なものです。

赤ちゃんの姿は無惨が生まれた時の姿だった

無惨の生まれた時の様子

引用元:鬼滅の刃

鬼舞辻無惨が死の間際に変貌した赤ちゃんの姿は、無惨が生まれた時の姿だったのです。

無惨が生まれる時、母親の体内で何度も心臓が止まっていてようやく生まれたと思った無惨ですが、死産と言われ脈もなく呼吸もなく産声もあげませんでした。

荼毘に付されようとしたその瞬間にもがいてもがいて産声をあげて命拾いをした経緯があって、これは無惨の生への執念が感じられるエピソードですが、もしかすると本当はこの時に無惨は生まれるべきではなかったのかもしれませんね。

もしくは、ここで本当は無惨は死んでしまっていたのかもしれません。

このまま生き延びたとしても病気ばかりでまともな生活を送ることは出来ませんし、しかも、自分を助けるために青い彼岸花を使って薬を作ってくれた医者までも殺してしまう冷酷な人間に育ってしまったのですから、赤ちゃんの時に死ぬべきだったのでしょう。

だから最後に生まれた時の姿になって死を迎えたと考ええられますね。

鬼舞辻無惨の最終形態が赤ちゃんだった理由のまとめ

鬼舞辻無惨が死の間際に赤ちゃんになった理由について紹介していきました。

  • 朝日から身を守るために肉体の鎧をまとった
  • 死産と言われた無惨が執念で生き延びたがそもそもそこで死ぬべきだった
  • 死ぬべき瞬間の姿に戻った

無惨が生まれた瞬間に死ぬべきだったと考える鬼の犠牲者、鬼の犠牲者の家族は数多くいることでしょう。

赤ちゃんの姿になって死んでいったのは無惨にとって必然だったのかもしれません。